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私も漢方ファン最新号…コラム:漢方の本場--台湾を訪ねる

ガンに克つ!きっとよくなる」をテーマにsカンドオピニオンと選択肢をもつことの重要性を強調
中華国際癌病康復協会、中華民国癌友新生命協会主催による講演会が、台北市市議会会議室において開催されました。自らも子宮頸ガンを克服したエッセイストの逸見晴恵さんが、「ガンに克つ! きっとあなたもよくなる」をテーマに、300人以上のガン患者や家族の人たちや報道陣を前に講演しました。

私の主人(元フジテレビアナウンサー・逸見政孝氏)は、今から15年前に胃ガンで亡くなり、その半年後に、私自身も子宮頸ガンが見つかり、頭の中が真っ白になりました。

主治医だけではなく、セカンドオピニオン、サードオピニオン と3人の医師から治療方針を聞くことが出来て、なんとかガンを克服を致しました。

夫がガンと宣告を受けた15年前は、セカンドオピニオンが一般的に普及されていなくて、私たち家族は、主治医の治療方針だけに従い手術を受けました。その後、知人の医師から「最後に受けた手術が死を早めたのではないか?」と聞かされたとき、涙でいっぱいになりました。

もし、複数の医師から意見を聞けたら手術を選択せず、違った治療方針があったのではないかと、今でも悔やむ時があります。

英語で「インフォームド・コンセント」と言う言葉があります。医師、患者、家族が一体となって治療に取り組むことです。一緒にガン治療に立ち向かって行くには、とても大切なことです。

表彰
▲中華民国癌友新生命協会代表者より感謝状が贈られる


今では3人に1人が、ガンに掛かると言われています。ガン=手術ではなく、まずはいろいろな医師の意見を聞いて、多くの選択肢の中から自分にあった治療を決めることが大切です。

ガンと宣告されると死を考えがちです。しかし、それでは生きる希望が持てません。私は、2000年に日本とアメリカのガン患者の人たちと共に、富士山に登りました。生きる喜びを実感して、2003年からは「いっつ癒しの旅」を主宰して、ガン患者や家族の人たちと海外旅行へ出かけています。

今後は、ライフワークとして多くの人たちと出会えて交流を深めることを楽しみにしています。


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