症状別/漢方薬ガイド
湿疹

湿疹のイラスト

漢方での診断と処方

漢方の湿疹治療では証だけでなく、湿疹の滲出液の量で湿性か乾性かに分け、さらに、炎症反応の強弱で陽証か陰証かに分け、年齢を考慮しながら治療することもあります。

よく用いられる漢方薬

【実証】

葛根湯(かっこんとう)

乾性で陽証の湿疹、じんましんに用いられます。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

湿性で陽証の湿疹、じんましんに用いられます。

消風散(しょうふんさん)

湿性で陽証の湿疹、慢性じんましんに用いられます。

【虚実間証】

温清飲(うんせいいん)

乾性で陽証の湿疹に用いられます。

【虚証】

香蘇散(こうそさん)

神経質で胃腸虚弱な人のじんましんに用いられます。

※【実証】【虚実間証】【虚証】について詳しくはこちら