症状別/漢方薬ガイド
じんましん

じんましんのイラスト

漢方での診断と処方

漢方では、じんましんは、体内の水分が偏ることによりおこるものと考え、利水剤を中心に処方されます。
また、じんましんは湿疹と同じような治療を行います。(「湿疹」参照)

よく用いられる漢方薬

【実証】

葛根湯(かっこんとう)

乾性で陽証の湿疹、じんましんに用いられます。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

湿性で陽証の湿疹、じんましんに用いられます。

消風散(しょうふんさん)

湿性で陽証の湿疹、慢性じんましんに用いられます。

【虚実間証】

温清飲(うんせいいん)

乾性で陽証の湿疹に用いられます。

【虚証】

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

発作的興奮、神経症、子どものひきつけなどに用いられます。子どもの頻繁な生あくびや、女性の悲観的な言動、興奮、不安感、不眠などが服用の目安です。

香蘇散(こうそさん)

神経質で胃腸虚弱な人のじんましんに用いられます。

※【実証】【虚実間証】【虚証】について詳しくはこちら