症状別/漢方薬ガイド
夜泣き

夜泣きのイラスト

漢方での診断と処方

赤ちゃんの夜泣きには、漢方薬の使用がたいへん効果的です。なかでも、額や目の近くに、青筋立った静脈がみられる場合には、抑肝散加陳皮半夏や抑肝散が処方されます。

よく用いられる漢方薬

【実証】

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

てんかん、夜泣き、精神不安、イライラ、動悸などの症状がある人に用いられます。

【虚証】

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

おもに、女性や子どもで、夜泣き、神経の興奮、不眠症、チック、ひきつけなどの症状がある人に用いられます。

小建中湯(しょうけんちゅうとう)

夜尿症、虚弱児童、幼児ヘルニア、夜泣きなどの症状がある人に用いられます。

抑肝散(よくかんさん)

小児疳症(疳の虫)、不眠症、夜泣きなどの症状のある人に用いられます。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

小児疳症、不眠症、夜泣きなどの症状がある人に用いられます。

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