すぐに役立つ漢方の知恵 漢方入門講座10

漢方とは何か・・・

「漢方」とは、4000年ともいわれる歴史を持つ中国伝統医学の日本における呼称です。「漢方医学」は、中国では「中医学」といい、諸外国からは中国医学、東洋医学などと呼ばれており、日本では「漢方医学」と称されています。

では、何故日本で「漢方」と称するのかといいますと、中国において伝統医学が集大成され、古典的医学書、薬草書といえる『傷寒論』(しょうかんろん)や『金匱要略』(きんきようりゃく)ができたのが、2000年前の紀元前後の「漢の時代」でした。

その後、14世紀ごろ日本に伝わり、それで医師や薬師の間で「漢方」と呼ばれるようになったのです。

講座2へ進む>>

教えて漢方QA一覧へ

■監修/孫苓献 広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士 ・ アメリカ自然医学会(ANMA)
自然医学医師 ・ 台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師