すぐに役立つ漢方の知恵 漢方入門講座10

漢方薬のもととなるのが生薬

漢方医学には、薬草類などを煎じて服用する漢方薬、それに鍼灸(しんきゅう)、按摩(あんま)、薬膳、気功なども含まれています。ここでは「漢方薬」について紹介します。

漢方薬のもととなるのが「生薬」といわれているものです。生薬には、薬効成分のある植物の根、茎、樹皮、果実、花、種子などを乾燥加工したものや、動物の 皮、骨などのほか、キノコ類、昆虫、貝殻、鉱物なども利用されています。ただし、生薬の8割が植物性のもので「草根木皮」ともいわれています。

生薬の分類を具体例で紹介すると、次のようになります。なお、生薬の詳細については、
「漢方薬に使われる主な生薬事典・生薬ガイド」をご覧下さい。

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■監修/孫苓献 広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士 ・ アメリカ自然医学会(ANMA)
自然医学医師 ・ 台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師