●赤血球・血小板など
赤血球が極端に少ない場合は貧血で、慢性腎不全に陥っていることがあり、血小板数が極端に多い場合は、動脈硬化進行の指標となります。
●尿素窒素・クレアチニン・尿酸
尿素窒素とクレアチニン値が高いときは腎機能が低下している証拠です。また、尿酸値が高いときは、痛風になる恐れがあります。
●レニン・アルドステロン・コーチゾル・甲状腺ホルモン・下垂体ホルモン
直接的に血圧を上げるレニンとアルドステロンの数値が高いときは、これが原因で高血圧症になっていて、また甲状腺ホルモン・下垂体ホルモン・コーチゾルの数値が高い場合、ホルモンの分泌が異常になる病気のために高血圧症になっている可能性があります。
●コレステロール・中性脂肪・HDLコレステロール・血糖
正常値よりもコレステロールが多く、HDLコレステロールが少ない場合は動脈硬化が進行します。血糖値が高い場合は糖尿病が、中性脂肪が高いときは高脂血症が動脈硬化の進行に関与しています。
また、そのほかに胸部X線検査や心電図検査、眼底検査、末梢循環血液量検査、血小板機能試験など、さまざまな検査によって高血圧症や合併症の状態を正確に調べます。 |