■ 大豆
大豆イソフラボンは女性ホルモン様作用をもつ。
大豆には、女性ホルモン様の作用をもつ大豆イソフラボン類が含まれており、更年期障害の症状や、閉経後に生じる生活習慣病の予防に効果が期待されている。
更年期障害に伴う症状の予防と改善。コレステロール低下作用。骨粗鬆症の予防と改善。坑酸化作用や抗がん作用。
疫学調査では、大豆イソフラボンの摂取が多いと、更年期障害に伴うほてりが軽減すると報告されている。ほてりに関する効果を検証した3つの臨床試験でも、イソフラボン投与群のほうが、プラセボ(偽薬)群よりも効果があったという。
大豆イソフラボンの1つ、ゲニステインは、強い坑参加活性をもっており、体内で発生した活性酸素を中和し、過酸化脂質の発生を抑制する。動物実験は、ゲニステインがSOD活性をあげることも示された。SODとは、体内に存在する坑酸化作用をもつ酸素である。
欧米に比べて大豆消費量が多いアジア諸国の女性のほうが、乳がんの罹患率が低いという調査から、大豆イソフラボンには乳がんの予防効果があると考えられている。分子レベルの研究では、ゲニステインによる抗がん作用について、いくつかのメカニズムが示されている。
動脈硬化が予防できる。また大豆タンパクや大豆イソフラボン、大豆の食物繊維などが共同して働くことでも、コレステロール値を下げる効果がある。これまでに報告された38の臨床試験をまとめた研究によると、1日平均47gの大豆タンパク質を摂取することで、総コレステロール値が9.3%、LDLコレステロール値が12.9%低下するという。
骨粗鬆症への効果も、いくつかの研究によって示されてきた。たとえば、66名の閉経後の女性を対象にして、90mgあるいは56mgのイソフラボンを6ヶ月間投与した研究では、90mgあるいは56mgのイソフラボンを6ヶ月間投与した研究では、90mg摂取したグループのほうが、骨のミネラル密度が増加した。
※書籍「書籍「サプリメント事典 第2版」 医学博士・蒲原聖可 著 より転載
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